ゴルフ会員権の相場に一番影響を与えるのは、景気の良し悪しです。世の中の景気が良くなれば、それに合わせてゴルフ会員権の相場も上昇する傾向があります。それが如実にあらわれたのがバブル経済の頃でしょう。バブル景気の時には、ゴルフ会員権も投機の対象とされ、たくさんの資金が流入したおかげで、会員権が異常なくらい高騰しました。

中には億単位の価格をつけるものも出現したほどです。しかしバブル景気は長くは続かず、バブルが弾けて経済が急激に冷え込んでいくと、それに合わせてゴルフ会員権の価格も急降下していきました。現在では、東京のゴルフ場でも高くても数千万円程度ですし、数百万円も出せばかなりいいゴルフ場の会員権を取得可能です。地方などのゴルフ場であれば、100万円を切るような価格のゴルフ場もたくさんあります。

ゴルフ会員権の相場は、あたり前ですが需要と供給で決定されるのが基本です。買いたいという人が多くなってこれば値段は上がりますし、売りたいという人が殺到すれば値崩れを起し始めます。東京や大阪・名古屋などの大都市圏などでは、売り買いが活発に行われるため、相場も大きく変動することが多いです。一方、地方ではあまり取引が活発ではないため、それほど値動きしない傾向にあります。

また、季節によっても相場は変動することがあります。ゴルフはやはり暖かい季節に行う事が多いスポーツですから、春あたりになると価格が上昇しはじめるわけです。